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マルチメディア教材「カブトガニ」

1 制作の動機
 マルチメディア教材「生きている化石カブトガニ −そのひみつと保ご活動−」は,平成7年度から本校で始まった環境教育への取り組みがきっかけとなって誕生した。第4学年社会科「守れカブトガニ−カブトガニの保護活動をする人々の役割−」という単元を開発し,カブトガニの保護活動に尽力した人々の工夫や努力を追究する実践に取り組んだ。その際の反省として,@追究すべき課題や学習の見通しをもつ際に,より有効な手だてを工夫する必要があることA追究活動の際,カブトガニ博物館の取材や学芸員の方へのインタビュー以前に,カブトガニや保護活動に関して基礎的な知識をもつための資料(特に視聴覚教材)が不足しているので開発する必要があること,という2点が指摘された。
 その後,「総合的な学習の時間」の単元として「ぼくもわたしもカブトガニ博士プロジェクト」を開発,実践するに至った。この単元も既存の社会科単元がベースとなった問題解決的な学習であるため,上記の反省点2つを解決することが引き続き課題となった。本教材は,こうした必要性に基づいて制作している。

2 教材の構成
 本教材は,大きく分けて2つの部分で構成されている。
 「B 調べ学習モード」は,カブトガニの生態や保護活動の概要を,動画・静止画・音声・文字などのよさを生かして説明した,いわゆる「マルチメディア図鑑」である。追究活動に対応した資料となるように設計している。
 そして,本教材の大きな特徴は「A 初めての学習モード」にあると考えている。ここでは,例えばその画像がどんな情報機器を使って作られたか,写した人はどのような思いでその画像を撮影したか等の説明を文字・音声・動画等で表現するように設計している。これを活用した児童が,自分たちの追究・表現活動の中でどのようにマルチメディアを活用(マルチメディアプロジェクト学習の展開)すればよいかという見通しをもちやすくすることがねらいである。
 またA,Bのモード共に,ビデオ教材には無い特色をもたせたり,児童の思い思いの活動を保障したりするために,どの画面からでも終了できたり別メニューへ移れたりするようなボタンを配置している。

3 使用方法等
 本教材はWindows95以降のOSの上で動作する。動画はQuick Time Movie形式なので,ドライバを内包していないコンピュータでは再生できないものもあるが,入手はネット上等で簡単に行うことができる。
 CD−ROMドライブへCDを入れると,自動的にオープニングムービーが始まる。以後,操作ボタン(文字による説明付き)が常に表示される。カーソルがボタンの上へ乗ると「指」の形に変化するようにしているので,どの部分がボタンかということも分かりやすくなっている。メニューの途中で他のメニューへ移ることもできるし,終了することもできるようになっている。

以下,教材内の主な画面のキャプチャ画像です。下の画面をクリックすると
拡大表示します。ただし,元に戻るときはブラウザの「戻る」ボタンを使ってください。
また,教材に関するお問い合わせ等は,直接制作者までお願いします。

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取材協力 笠岡市立カブトガニ博物館
指導 平松 茂(岡山県教セ)
協力 井上克彦(総社・秦小) 萱原幹恵(岡山・吉備小) 藤井香苗(エフエムくらしき) 石井 聡(牛窓・牛窓西小) 太田淳一(熊山・桜ヶ丘小) 桑本康則(倉敷・北中) 佐藤裕之(高梁・落合小) 藤原由佳(岡山県教セ)
※順不同,敬称略(所属は制作当時のもの)